Q&A よくあるご質問
Qお墓にはどのような石が使用されていますか?
A墓石には様々な種類の石が使用されています。
よく御影石(ミカゲイシ)という名前を耳にしますが、御影石とは花崗岩の総称です。六甲山嶺の神戸市御影付近が産地として有名だったのでそう呼ばれるようになりました。国内産地としては茨城県(稲田みかげ)、山梨県(甲州みかげ)、愛知県(三州みかげ)、香川県(庵治石)、愛媛県(大島石)、山口県(徳山みかげ)が有名です。現在では多くを外国から輸入しています。中国、イタリア、ウルグアイ、アメリカ、オーストラリア、といった国々から様々な石が輸入されています。
Qお墓にはどのような形がありますか?
Aお墓のデザインには様々ありますが、最も標準なものは「和型」と呼ばれるものです。
最近では、「洋型墓石」と呼ばれる横型の墓石も人気が高まっています。他には自由な発想で墓石にも「自分らしさ」を表現したオリジナルデザインの墓石も見られるようになりました。
Q生前にお墓建てても良いのでしょうか?
A現在、生きている間にお墓を建てる人が増えています。
これを寿陵墓あるいは生前墓と呼びます。古来中国では生前にお墓を建てることは長寿を授かる縁起の良いこととされていました。最近は縁起のためだけでなく、子供に負担をかけたくない、または自分の気に入った墓碑銘や石、場所などを選びたいという人が寿陵墓を建てていると言われています。
Qお墓はいつ建てるのがいいですか?
A仏教本来の考えでは、お墓をいつ建てたら良いという決まりはありません。
お墓がある場合、可能なら四十九日の法要までに納骨を行いたいものです。それが難しい場合には一周忌法要までにお墓を建てて納骨するか、遅くとも三回忌までには行いたいものです。
Qお墓は建てる向きや方角はあるのですか?
A一般的には日当たりのよい南向きや東向きが良いとされています。
しかし、仏教的に見てどの方角が良いとかいう考え自体に根拠がないので気にしないことです。
Qお墓に使う石の色について注意することはありますか?
A色の良し悪しを気にする必要はないでしょう。
墓石の色の吉凶を言う人もいますが、仏教ではどの色が悪いという思想はなく、どの色も大切だと考えます。ですから、色の良し悪しを気にする必要はないでしょう。
Q外国産の石と国産の石、どちらが良いですか?
A墓石で使用する御影石では、香川県産の庵治石が最高級品と言われています。
なぜなら、特徴として硬度・吸水性・石のきめ細かさ、この3つが最高レベルの石だからです。外国産の石にも、庵治石と同じような品質の石が多数あります。
Qお墓の手入れはどうすればいいですか?注意することはありますか?
A墓石は、水を含んだスポンジか柔らかい布で洗います。
それでも汚れが取れない場合、タワシを使っても構いません。ただし彫刻部分や角は欠けやすいので、力を入れすぎないよう優しく磨いて下さい。それでも落ちない汚れは石材店にご相談下さい。
Qペットも一緒のお墓に入れてもよいのでしょうか?
Aペットの納骨は、ペット霊園で手厚く葬ってあげるのがよいでしょう。
Q五輪塔とは?
A没後50年~200年を経過したご先祖様をまとめて供養する石塔の事を言います。
五輪塔とは、仏教で説く万物の構成要素である地、水、火、風、空の五大を五輪にかたどったもので、真言密教の中から生まれたものとされています。没後50年~200年を経過したご先祖様をまとめて供養する石塔の事を言います。
Qお盆にはどのような意味があるのですか?
Aお盆とは「盂蘭盆会」(うらぼんえ)の略称で、ご先祖様の霊を供養する行事です。
お盆の期間にはご先祖様の霊が子孫や家族の元に帰ってくるとされ、盆の入りには迎え火を焚いてお迎えし、盆明けには送り火を焚いて送ります。
Qお彼岸にはどのような意味があるのですか?
Aお彼岸とは、春は3月21日頃の春分の日を挟んで前後3日間ずつ、秋は9月23日頃の秋分の日を挟んで前後3 日間ずつのそれぞれ1週間のことをいいます。
仏教には西方浄土といって、西に極楽があるという考えがあり、春分の日、秋分の日とも、真東から出た太陽が、浄土があるとされる真西に沈む日であることから始まった日本独自の行事です。春と秋の2回、7日間に渡り、仏をたたえお経をあげたと伝えられています。